前の記事「ドメイン名の決め方 その1 よいドメイン名の4つの条件とは?」からドメイン名はどんな条件を満たすように決めればよいかということについて、書いています。

よいドメイン名の4つの条件について書きました。

では、逆にダメなドメイン名はどんなものでしょうか?

付けてはダメ!なドメイン名とは?

トレンドアフィリエイトをする予定のあなたは必見!

トレンドアフィリエイト(※)をする場合は、トレンドアフィリエイト用のブログだということがわかりやすいドメイン名は、避けた方がよいです。

理由は、Googleがトレンドアフィリエイトをしているブログは検索結果に表示されないようにするということを過去に何度も行っているからです。

折角、一生懸命に記事を書いて、投稿したのに、検索結果に表示されなければ、誰にも見てもらえない。。書く意味がなくなってしまいますよね。


※ トレンドアフィリエイトとは?
一般的には、芸能人、スポーツ関連のニュースなど、トレンド(旬)の話題についての記事を投稿することで、爆発的に増える検索ニーズを捉えて、サイトにアクセスしてもらうというアフィリエイトの手法です。

サイトにアクセスしてもらって、ASPから取得したアフィリエイトリンクでの物販と、Googleアドセンスで収益を得ることが多いです。

ただ、この方法だとアクセス数が爆発的に増えるのは一時的で、話題になってからしばらくすると、そのページへのアクセスは激減してしまうというデメリットがあります。

アフィリエイトにも色々な方法があるので、種類ごとのメリットとデメリットについては、また別の記事を書きますね。

【慎重な方向け】おかしな意味でないかを確認する

アルファベットの名前の場合、おかしな意味の単語になってしまっていないかを確認しておくとよいです。

外国人が身につけている、漢字が書かれているTシャツなどを日本人が見ると。。ププッ(´m`)てなることってありますよね。

何だか、こう載せていても、サイトの雰囲気に合わなくて、あれですが。。

サイトの名前などが、見る人が見たらおかしいのって、嫌ではありませんか?

気にしない人は気にしないかもしれませんが。。

あなたが「一応、確認しておこう」派の場合、英語の意味については、アルクのサイトで確認できます。

アルク ALC_English_dictionary

【慎重な上級者向け】商標登録されていないかを確認する

他の人の商標をドメイン名に使った場合、最悪は●●

あなたが取得しようとしているドメイン名について、どこかの会社が商標を登録済みの場合、URLが競合する可能性がありますし、ドメイン名を取り消し・移転させられたり、損害賠償請求になってしまうこともあります。

不正競争防止法第5条第3項

3  第二条第一項第一号から第九号まで、第十二号又は第十五号に掲げる不正競争によって営業上の利益を侵害された者は、故意又は過失により自己の営業上の利益を侵害した者に対し、次の各号に掲げる不正競争の区分に応じて当該各号に定める行為に対し受けるべき金銭の額に相当する額の金銭を、自己が受けた損害の額としてその賠償を請求することができる。
(一から三は略)
四  第二条第一項第十二号に掲げる不正競争 当該侵害に係るドメイン名の使用
(五以降略)

つまり、商標と同じまたは似たドメイン名を不正に使用されて損害を受けた場合、損害賠償を請求することができるのです。

不正競争防止法の過去の事例については、以下にまとめられています。

経済産業省 知的財産政策室「不正競争防止法の一部改正(ドメイン名関係)に伴う事例集の紹介について」
(http://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/01kaisei.pdf)

たとえば、「WordPress」という文字列もドメイン名に使用してはならないということになっています。

引用元:WordPress ドメインポリシー

さまざまな WordPress 商標に関わる理由により、もし WordPress についてのサイトや関連サイトを立ち上げる際には、「WordPress」をドメイン名に使わないよう、お願いしたいと思います。

WordPressについてのブログを立ち上げるときに「『WordPress』をドメイン名に入れよう」と考えるのは、ありそうなことですが、「他の人の商標を自分のドメイン名にしない」という姿勢でいれば、避けられることです。

あなたはこれからドメイン名を決めようとしているのですから、わざわざリスクがある名前にする必要もないので、念のため商標登録されていないかを確認しておくと安心です。

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」で、特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索ができます。

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」を開いて、取得しようとしているドメイン名やサイト名を入力して、[検索]ボタンをクリックします。
J-PlatPat 特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索

特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)

【慎重な上級者向け】怪しいドメインでないかを確認!

ドメインを取得する前に、取得しようと思っているドメイン名が過去に使われていたか、どんな風に使われていたかを調べた方が安心です。

理由は、そのドメインが検索エンジンで上位表示されないブラックリストに登録されてしまっていることがあり、登録されてしまっていると、そのドメインでメールを配信するときに問題が起きる可能性があるからです。

次の手順で調べます。

  1. 過去にそのドメインが使われていたことがあるかどうかを調べる
  2. ブラックリストに登録されているかを確認する

過去に使われていたことがあるかどうかを調べる

ドメイン名の過去の履歴は、「Internet Archive Wayback Machine」で確認できます。

Internet Archive Wayback Machineでドメインの使用履歴を確認する

過去に使われていたことがわかれば、ブラックリストに登録されていないかどうかを次のサイトで確認します。

ブラックリストに登録されているかを確認する

MGTというオンラインチェックツールのサイトを開いて、調べたいドメイン名を入力して、[チェック]ボタンをクリックします。

http://mgt.jp/t/black#

すると、下のように結果が表示されます。

ドメインがブラックリストに登録されていないかを簡単に確認する

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